頚椎ヘルニアでは、主に首・肩のこり、腕の重だるさや痛み、脱力、筋萎縮、手指のしびれ、知覚障害といった症状が出ます。症状が激しく、手術をしなければならない場合を除けば、鍼でこれらの症状を緩和することが可能です。もちろん、誰でもというわけではありませんが、多くの人は鍼の効果を実感しているようです。頚椎ヘルニアに対する鍼治療では、まず、どの筋肉が原因で痛みやしびれ、こりなどの症状が出ているのかを判断し、それに対応した部位の治療を行います。では、なぜ、鍼が効果があるのか。それはツボに鍼を打つことで、その刺激が脳や脊髄といった中枢経路を経て、エンドルフィン、エンケファリンなどの鎮痛物質が分泌され、痛みが和らぐためと考えられています。とはいうものの、効果の出方には個人差があり、症状の重い人の場合は、効果が出るまでに時間がかかったり、あまり効果が感じられないこともあります。一方、頚椎ヘルニアに整体はどうかというと、こちらも効果があるようです。整体とは、からだ全体のバランスをとり戻し、からだの機能を改善し、自然治癒力を高めることです。加齢や姿勢の悪さが原因で発症する頚椎ヘルニアの場合、首周りの血液の循環が悪くなっているケースが多いため、整体では首周りの血行をよくすることからスタート。そして、背骨や骨盤などのゆがみを矯正していきます。症状が軽い場合は、1回の施術で効果が実感できますが、重い場合は複数回の施術を要します。しかし、回を重ねるごとに症状が改善していく人が多いようです。鍼にも整体にも言えることですが、決して万能ではなく、誰にでもよいとは言えません。また、ヘルニアは一度発症すると完治しないという、ある意味面倒な疾患です。たとえよくなっても、油断していると元に戻る可能性があります。姿勢や普段の生活には、十分注意したほうがいいでしょうー